日本で音大を卒業して仕事に明け暮れる日々が数年続いた頃、楽器を練習する時間がなく自分が下手になっているのに気づく。後輩たちと舞台に乗る機会はありましたが、気づいたらみんな私より上手くなっていて焦る気持ちが募っていきました。
その中でもドイツ人は、皆デカいので跳躍も軽々やってのけるというのもありましたが、テクニックや音楽表現も緻密に訓練(?)されている感じですごいと思いました。そして曲想のメリハリがはっきりして、音色、リズム、音程全てに安定感がありました。

カルチャーショック
「何なんだこれは!何が自分と違うのだろう??」と頭の中はハテナでいっぱいになり、もうこうなったらドイツに行くしかないと簡単にドイツ行きを決めたのでした。
そして年度末で高校非常勤講師を辞め、その他の仕事もセーブしながら準備に取りかかりました。上手いとは言えない私が留学なんてそれまで考えたこともなかったので、あまり頼る人もなく先生にもなかなか言い出せずでした。

それで、とりあえずビザを取るために、受け入れてくれるドイツ語学学校を探しました。(これが、優秀な奏者だったりすると先生の紹介などでスムーズにいくのですが…)最終的には先生も応援してくださり、良いスタートを切ることができました。
ほぼ無計画でのスタートでしたが、異国の地で自分一人で行き毛いかなくてはならないと、それなりに知恵もついて何とか生きていけるようになるものなのです。サバイバルは成長させてくれる!!!(計画できるに越したことはないですが)
格安語学学校
ドイツでの音大やコントラバスの先生の当てはなかったので、行ってから探すことにしました(何という無計画さ(^_^*))。そして、比較的移動しやすいドイツの真ん中のフランクフルトに場所を決め、何とか金額的にもお手頃でホームステイの手配などもやってくれる語学学校が見つかりました(語学学校の名前はZENTRUM)。
住居の手配が要らなければ、市民学校のフォルクスホッホシューレ(VOLKS HOCHSCHULE)も格安です。

ただ、格安のところは自分が積極的に勉強しないと進めません。なので、早く上達したければ、それなりに金額を出して、手厚く指導してくれるゲーテやベルリッツ等の有名どころで学習されることをお勧めします。
日本での手続きも結構あって、ドイツ領事館にも何度も足を運び、挫けそうになるほど大変だった記憶があります。それでも自分の意思は固く、何とかクリアして「ドイツに行く」という夢は叶ったのですが、そこからも紆余曲折あり、いろいろ経験することになるのです…
その後どうなったかはこちら↓
育ってきた環境が違うと分かり合えるまでが難しい。悪戦苦闘の末、日本人とドイツ人の違いを認識した話はこちら↓
