そいうえば弓の持ち方ちゃんと習ってない…でも上手くなるにはこれ重要。今からでも遅くない!

コントラバスレッスン

この弓の持ち方で「エレガントに弾く」に近づくことができる!?

↑親指、人差し指、中指はほぼ同じ場所。フォルテなど大きな音を出すとき(力を乗せるとき)と、細かい動きをするときに働きます!

↑小指は親指の裏側。親指と一緒に弓をしっかり持って支える役目をします。

↑フロッシュは手のひらのこの辺にいます。私の場合はこの位置が一番心地いいのですが、もう少し手相寄りでもいいかもしれません。(私が実際ドイツで教わったのは指の付け根と手相の間)そして全ての指は丸く。

弓の持ち方って同じように見えて、実はけっこう色々あるのです。私は、音楽科高校と音楽大学で目の前の試験の曲を仕上げるのに追われて、ちゃんと弓の持ち方を習う機会がなく、なんとなくで卒業まで行ってしまいました。でも今から思うに、大きい音が出せなかったのも、細かい動きができなかったのも、綺麗な音が出せなかったのも、弓の持ち方が安定してなかったからだと思っています。

この持ち方を知ったのは、ワイマール音大に入る前。日本で音大を卒業して、数年働いて27歳でドイツに渡り、フランクフルト→マインツ→ワイマールと最後に住んだ場所。ということで、もう人生半ばに近づいていた頃です。

ワイマール音大の教授に習うために、先生と同じ弓の持ち方を学びました。というか直されました( ; ; )最初は1曲引き終えるどころか、数小節弾いただけですぐに弓が手から滑り落ちてました。

やることは、弓が滑ったら持ち直す、少しでも違和感を感じたら一回弓を手から外して持ち直す、これのくりかえし。「今こんなんでどうしよう。本当に曲がちゃんと弾けるようになるのかなあ。」と、焦る気持ちと不安でいっぱいでしたが、他の学生も同じ道を辿ってきてるし、当時の先生も根気よくこれに付き合ってくださったので何とか頑張れました。

このように、重要なことには十分時間をかけられるドイツ人は、とっても合理的!今一番大事なことだけに集中して、そこにできる限りの時間をかけるのです。他のことは全てどうでもいいくらいの感覚。なので、余裕がある感じに見えて、時間もゆっくり流れているように感じました。でもこれは実際の時間の流れではなく、少しの時間の中でも、他のことを忘れて大事なことだけに集中する事ができれば、誰でもこの余裕を感じられると思います。これも日々の練習と同じく、訓練で鍛えられました!!

そして、この持ち方が定着したのが約半年後。やっと普通に曲が弾けるようになって思ったことは、「今までできなかった細かい動きがとても楽にできる」「音色が綺麗になった」「弓の根元で小さな音を出す時も、」ブッと雑な音が出なくなった」、「弓先までフォルテで弾けるようになった」等、たくさんのメリットがありました。

そして、今日は何か弾きにくいとか、音が何か綺麗でないとか思う時は大体弓の持ち方がおかしくなっているのです。以前の私と同様、初めは焦る気持ちあると思いますが、弓の持ち方が定着したら何倍もできることが増えますので、ぜひあなたにも試してほしいです。

今私の右手人差し指の付け根にはタコができていますが、これがまたいい仕事をしてくれているのです(笑)このタコがあることで弓が滑り落ちにくくなり、長時間でも安定して弓を持ち続けることができます。昔ドイツに住んでいた頃、一時帰国の際に二週間ほど楽器を弾かなかったことがあり、タコが全部台無しに…また振り台に戻ることになり、かなりのショックでした(@_@)。私の日々の練習は、もはやこのタコを保つためでもあります^ ^

手首の動きがとても柔らかくまりました!そして右手首が柔らかくなったことで、左手の動きも柔らかくなり、体全体が自由に動くようになった気がします。